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特急こだま東海道線を走る 姫野カオルコ 文藝春秋 ★★★★

著者の自伝的要素の強い最新短編集。作風が変化したなと思ったら
顔面神経麻痺になって闘病したのだという。
闘病体験が思い出したくない幼少期の記憶と対決し、
小説という形で構築しなおすきっかけになったらしい。
私自身の経験からも言えるが、子供というのは大人が考える以上に「大人」であり、
物事や人間関係の複雑さなどについてきちんと理解しているものである。
by gloriaxx | 2004-11-03 13:44 | ★4


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