脳男 首藤瓜於 講談社文庫 ★★★★★

第46回江戸川乱歩賞受賞作。
連続爆弾犯のアジトで犯人と格闘していた男が逮捕された。
鈴木一郎と名乗る彼は超人的な身体能力を備えながら、感情を持たない人間だった。

ニュータイプのヒーロー物としてシリーズ化できるのでは。
少なくとも後日談でもう一作は読みたい。
専門的分野の描写も緻密で詳細なので奇想天外な話だが説得力がある。
また、鈴木一郎の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子、
巨体の刑事・茶屋など登場人物が嫌味なく魅力的。
(私的キャスティングは鷲谷真梨子=鈴木京香、茶屋=ブラザー・トム)
心を持たない男・鈴木一郎にさえ人間的な魅力を感じさせる筆力はすごいと思う。
('04 11 2)
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by gloriaxx | 2004-11-04 20:07 | 評価 ★5


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