魔笛 野沢 尚 講談社 ★★★

 白昼の渋谷スクランブル交差点。
死者・重軽傷者数百名を出した無差別爆弾テロの犯人は女だった。
そしてそれは日本中を震撼させた新興宗教団体「メシア神道」教祖に
死刑判決が下された瞬間に起こった。

 著者はドラマ「眠れぬ森」「恋人よ」などの脚本でも有名。
これも2時間くらいの単発モノドラマ化されたらさぞかし見ごたえがあるだろう。
登場人物が魅力的でキャラがきっちり立っているので、
頭の中でキャスティングしながら楽しんで読める。
徹底した取材力、大胆な設定で読み応えのある作品だ。
ただ、素材やテーマが個人的に好みではないのと、
主人公で語り手の爆弾テロ犯が苦手なタイプの女なので、途中でだんだんしんどくなってきた。
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by gloriaxx | 2004-10-11 22:08 | ★3


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